bookshelf 『イニシエーション・ラブ』 乾 くるみ 忍者ブログ
本はごはん。
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31856468.jpg<br />  「リピート」が結構面白かったので、2冊目いってみます。

 「Side-A」と「Side-B」とに分かれていて、それぞれに6章ずつある
 のですが、それぞれの章が曲のタイトルになっています。私でも
 「おおっ。そういえばこういう歌があった気がする」と思うくらいかなり
 懐かしい曲が多く、最近のひとは知らない曲が多いかも。
 「Side-B」は悲しい曲ばかり揃ってますね。
 そもそも「Side-A、Side-B」ってのもぴんと来ないかもしれませんね。
 CDにはA面もB面もないし。

 正直なところ、ストーリィ自体は「若者の恋」で、
 「ああなんかこういう感覚はあったよなぁ懐かしいなぁ」と感じることは
 あっても格別に面白いものじゃないです。むしろ淡々とした感じ。
 ですがこのスキームというか構成、それと伏線の張り方(それもミスリードを狙った伏線も含め)
 がもう秀逸ですね。

 もしかしたらミステリ大好きで大概のミステリは読破している! という人には「ふーん」という
 感じなんでしょうか。私は(ミステリあんまり読まないせいか)素直に驚いたし、
 読み終わってから思わず年月をメモして時制の一致を確認しちゃいましたけどね。

 欲を言えば、ストーリィ自体にももっと魅力があると…と思うんですが、そうすると更に
 複雑になっちゃうかなぁ。うーん。
 
 この解説はスタイルも含め、なかなか良いと思いました。

 で、天童さんはやっぱりあの天童さんかしら?


イニシエーション・ラブ」 乾 くるみ ★★★
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